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初めてのマス割り(2)

本当なら8番を左奥コーナーにとりつつ、手玉を長クッションに入れてヘッドライン側の左コーナー狙いで9番へポジションするつもりだったのに、これじゃあ奥の短クッションに入れるしかないじゃないか。しかも8番に対して厚みが足りないから、手玉が走りすぎる。最悪でも手玉はサイドポケットより奥に残さないと、オレの腕前じゃあ9番は取れないぞ。。。。

>こんなとき、対戦相手の親友ケンジはうまく手玉の勢いを殺していたよな。そんなに弱く撞いている感じがしないのに、ケンジが撞くとどうして手玉の勢いをなくすことができるんだ?オレなんか、とにかく弱く撞くことで手玉をコントロールするしかないってのに。

「あと2つでマス割りだぞ、お前もなかなかやるねぇ」

>ケンジがオレを冷やかす。

>頼むから黙っててくれ。変にマス割りを意識させないでくれ。オレはお前と違って、マス割りは大きな壁なんだから。



>とにかく8番を入れることだ。9番へのポジションを気にしていたら8番を外してしまう。力加減は弱め、それで8番ポケットに集中するんだ。

>8番と手玉の距離はキュー1本分ぐらい。オレにとっては外しがちの苦手な距離だ。ただ、しっかりと狙えばオレでもポケットできる距離だ。よし、いくぞ!

>慎重に厚みを確認し、意を決して構えに入る。左手をラシャに置き、スタンダードブリッジを組む。 ブリッジを組んだ左手のすぐ隣には9番がポケットされるのを待っている。いつもならブリッジのそばにある的玉なんか気にならないのに、9番に触るんじゃないかと余計なことが頭に浮かんでくる。これもマス割りへのプレッシャーなのかもしれない。

>キューを構え、もう一度8番への厚みを確認しなおし、ゆっくりとストロークを始める。

>すると、なんとなくキューを内側にこじっているような違和感が感じられる。的玉を外しときのストロークと同じ感覚だ。

>いったんストロークを止め、上体をラシャから離して「ふーっ」と間をとる。



「やけに慎重だね〜。ビビらずに撞こうぜ」

>テーブルの横に座っているケンジから声がかかる。

「わかってるよ」

>ケンジのいうとおり、少しビビッてるのかもしれない。しっかりしろ、オレ!

>キュー先にチョークをあてキシュキシュと数回つけなおし、もう一度構えなおす。



>数回キューを素振りしてみる。厚み、OK。ストローク、OK。よし、今度は大丈夫だ。中心を弱めの力で撞けば手玉もそんなに走らないはず。いけっ!

>いつものストロークよりもゆっくりと右腕を振り子のように下ろすと、キュー先は軽く手玉の中心をとらえた。手玉はコロコロと転がるように、8番に向って進む。コンと軽い音とともに、手玉は8番にヒットし、勢いが少し衰えて短クッションに向かう。8番は左奥コーナーへ力なく転がっていく。

>ゴトン、と8番がポケットされる音とともに、手玉は短クッションから跳ね返り、右サイドポケットに近づいていく。

>よし、もういいから止まれ、止まってくれ!

>オレは祈るような気持ちで手玉を見つめる。

初めてのマス割り(3)へ続く>>


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